ミラノ工科大学 大学院正規留学 出願について
「志望動機・推薦状ってどうすればいいの?」
今回は、出願の時に必要になる志望動機書・推薦状など出願資料について説明したいと思います。後半では実際に合格した提出資料の書き方を共有します。
出願までのおおまかな流れは、こちらをご覧ください。
主要な提出資料
- 「ACADEMIC TRANSCRIPT」学業成績証明書
- 「UNIVERSITY QUALIFICASTION」学士証明書
- 「DETAILED STUDY PROGRAMMES」授業詳細表
- 「CV」履歴書
- 「LETTER OF RECOMMENDATION」推薦状
- 「LETTER OF MOTIVATION」志望動機書
- 「LANGUAGE PROFICIENCY」英語資格証明
- 「PORTFOLIO」ポートフォリオ
「ACADEMIC TRANSCRIPT」学業成績証明書
在籍学部 / 最終学歴の成績証明書です。多くの大学では事務室やweb、郵送で発行できます。英語で発行しましょう。GDP3.0以上であれば問題ないでしょう。それ以下だとしても、成績はあまり重要視されていないような気がします。
「UNIVERSITY QUALIFICASTION」学士証明書
学士号証明書です。卒業証書ではありません。こちらも大学事務より発行できます。英語で発行しましょう。
「DETAILED STUDY PROGRAMMES」授業詳細表
成績証明書にある授業の説明をする書類です。こちらは正式な書類ではありません。自分でwordなどでまとめます。大学の学部がシラバスや授業詳細をまとめている場合は、それを自分で英訳しましょう。下記、ミラノ工科大学によるサンプルです。
「CV」履歴書
A4 / 2枚で職歴、学歴、スキルをまとめます。フォーマットは使わずに、自分でレイアウトを作りましょう。以下の項目が必須です。
- 名前
- 生年月日
- 連絡先、住所
- 学歴 (年月、学校名、コース、ひとこと説明)
- 職歴、経歴 (年月、名前、ひとこと説明)
- 受賞歴あれば
- スキル、使えるソフト、語学
- (顔写真)
ポイント
- わかりやすく、読みやすくまとめる。情報を詰めすぎない。
- 学部生で職歴がなくても、アピールできる活動やインターンなどを書きましょう。職歴でなくとも、自身にとって重要な経験で志望先と関係のあることであれば構いません。
- スキルをよくレベルや星の数で表してる履歴書がありますが、やめましょう。客観的な数値や使用年数などで表現しましょう。
「LETTER OF RECOMMENDATION」推薦状
推薦状は教授や上司、同僚に書いてもらいましょう。学部を卒業してから数年の場合は、学部時代の教授に書いてもらいましょう。教授が最も有効です。学校の公式レター(学部のロゴ、ハンコなどがあるもの)が望ましいです。推薦者の連絡先も必要です。
推薦状は書いてくださいとゼロからお願いするものではなく、自分で全てを書き上げます。それを推薦者が手直しするというのが基本的な流れです。
こちらで、具体的な書き方とテンプレートを共有します。良ければ利用してください。
「LETTER OF MOTIVATION」志望動機書
最も重要な提出資料のひとつです。志望動機、目標、資質、コースとの適合性、個人的性質などを書きます。A4 / 2枚ほどです。
こちらも、具体的な書き方とテンプレートを共有しています。良ければ利用してください。
「LANGUAGE PROFICIENCY」英語資格証明
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TOEFL: CBT -210 / IBT – 78 / PBT- 547 (Our TOEFL code is 9795)
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TOEIC (only listening and reading) - 720
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IELTS (Academic) - 6
※異なるレベルを求めるコースがあります。確認しましょう。
「PORTFOLIO」ポートフォリオ
デザイン学部や建築学部ではポートフォリオの提出を求めるコースがあります。社会人をやめてデザイン学部や、建築学部に入りたい人にとっては困難に思えるかもしれません。しかし、志望するコースとの関係性を示すことができれば、可能性はあります。
ポイント
- 5W1Hを明確に(何を、なぜ、いつ、どこで、誰と、どのようにして制作したのか)。この順序で短くまとめましょう。
- 「なぜ」は重要です。強調しましょう。
- もし制作物がない場合も、自身で課題を見つけて何か制作しましょう。それは必ずしも物体でなくても良いです。文章、写真、映像、音楽... なんでも良いのでカタチにしましょう。少なくても3つの制作物があると良いです。
- デザイン学部では様々なバックグランドを持つ人が入学しています。まずは志望動機書で「志望するコースがなぜ自分が学びたいことと適しているのか」を示しましょう。そして、その理由を後押しする具体的な考えをポートフォリオを通して可視化しましょう。
次は、「住まい」について↓