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ミラノ工科大学 大学院正規留学 ビザ申請について

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「合格してからでは遅い!? ビザ申請は超面倒!」(ビザ申請手続き)

留学において最も面倒なことが、ビザ申請です。情報は毎年変わることがあるので、申請の際に注意すべきポイントを中心に説明していきます。

 

ビザの申請は合格後すぐに!

ビザの申請は、東京の「イタリア大使館」もしくは大阪の「イタリア領事館」で行います。

 

最も大事な事がすぐに申請を行えないという事です。それぞれ予約が必要です。大阪はweb予約あり。ここで問題なのが、時期によっては予約が1、2ヶ月先の時があるという事です。(緊急の場合でも基本的には融通が効きません)

 

そのため合格が決まれば、すぐに住居の手配を行う。その後全ての書類が手元になくても、まずは予約状況の確認をすることをお勧めします!出発の90日前から3週間前までの間に申請できるそうです。しかし、書類の不備などで訂正申請を求められる可能性は非常に高いです。とにかくできるだけ前もって申請しましょう。

 

東京「イタリア大使館

Ambasciata d'Italia - Tokyo

大阪「イタリア領事館」

Consolato Generale - Osaka

 

申請に必要な書類

※必ず最新の必要書類を上記webサイトより確認してください。

1. 申請用紙(証明写真必要)

wenサイトよりダウンロードできます。証明写真は35mm×45mmで背景は白。

 

2. パスポート

有効期限が帰国日より3ヶ月以上有効

 

3. パスポートのコピー

メインページのコピー

 

4. 住民票

市町村の窓口で発行してもらえます。

 

5. 戸籍謄本

市町村の窓口で発行してもらえます。

 

6. 住居に関する書類(賃貸契約書、寮などの入居証明書、ホームステイ先からの受け入れ承諾書、など)

印鑑や学校のスタンプが押されたものでなければ認められません。学生寮の場合、契約した際のレシートでは認められず、学校のresidenze(寮の管轄)より証明書をメールで送ってもらう必要があります。名前やパスポート番号、寮の住所、学校のサインなどが必要になるからです。

 

ミラノ工科大学のresidenze(寮の管轄)に問い合わせましょう。

問い合わせの例文

Dear Housing service, 

 

My name is (名前), and I confirmed my reservation at (寮の名前) from (開始) to (終了期間).

 

The purpose of this e-mail is that I really need 'PROOF of ACCOMMODATION'  for my VISA applying.

'The payment receipt' I got via e-mail is not enough.

I require the document with my identity, duration, accommodation address and your stamp.

 

So could you send me the Proof of accommodation for my VISA as soon as possible, thanks.

 

Best regard,

(名前)

 

7. 資金証明

留学資金が自己資金の場合: 資金の入っている銀行口座(過去6ヶ月にわたり安定した資産状況が確認できるもの)の通帳とそのコピー

 

親が資金提供する場合: 所定の保証書、実印登録証明書、資金の入っている保証人名義の銀行口座 (過去6ヶ月にわたり安定した資産状況が確認できるもの)の通帳とそのコピー、およびパスポート のコピー

 

奨学金を受給している場合: 奨学金発給証明書

残高は120万以上あることが理想です。(月10万円 / 1年)

授業料の一部を既に払っている場合はそのレシートも印刷して持参しましょう。

 

8. 入学許可書

ミラノ工科大学の場合はオンラインサービスよりダウンロードできます。

 

しかし、私の場合はこれでは認められませんでした。Posta Elettronica Certificata、PEC と呼ばれるイタリアの行政機関間の認証システムによって大学から日本の大使館・領事館に認証されたメールで直接送付されている必要があるそうです。(大学と大使館・領事館のそれぞれが「…@cert.」という認証メールアドレスがあります)

 

まずは予約の際に大使館・領事館に問い合わせましょう。その必要があれば大学側に入学許可書を指定されたメールアドレスに「PEC」で送付してもらうように頼みましょう。大学側とのやりとりだけでも少なくとも3営業日かかりました。

 

9. 留学保険の契約書

滞在の全期間をカバーする、医療費の項目が無制限の海外傷害保険の契約書。

 

10. 申請料 (50ユーロ相当?)

申請料は無くなったなどいろいろな噂はありますが、いまだにwebサイトでは申請料が必要と書かれています。値段は毎年変わっているそうです。そして、現金のみおつりなしです。値段も分からないのにどうすれば良いのかわかりませんが、千円札と小銭を大量に持参しましょう。

 

 

書類が受理されれば、1週間ほどで連絡をもらい、ビザを受け取りに行きましょう。

以上、ビザ申請についてでした。

 

その他ビザ申請と関係ないが重要なポイント

・現地での滞在許可書の申請ではパスポート全ページのコピーが必要となります。日本のコンビニのように気軽に印刷できないので、最低限パスポートデータをUSBに用意しておくことをお勧めします。パスポートだけでなく、各提出書類はPDFデータを用意しておきましょう。

 

・ミラノ工科大学では、各資料の原本を提出する入学手続きがあります。この入学手続きを早く終えないとオンラインサービスの一部や授業の受講者登録などが遅れて面倒になります。そこで提出する「卒業証書と成績証明書」は日本の大使館or領事館による等価証明(dichiarazione di valore)が必要です。(下記リンク)

www.mofa.go.jp

ビザ申請の際に、こちらの等価証明も必ず終わらせておきましょう。

 

 

次は、「到着後の手続き」について↓

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