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ミラノ工科大学 大学院正規留学 奨学金について

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「現地で申請できる奨学金」(イタリア政府給付型奨学金)

今回は奨学金について説明します。特に現地で申請するイタリア政府給付型奨学金について詳しく説明します。これはEU圏外の留学生向けに、条件を満たした生徒への返済不要の奨学金です。条件によっては、学費全額無料、家賃補助、一日500円程度の食券を得られる充実した奨学金です。その奨学金を得るための条件や手続きの解説をメインに、留学を後押しする奨学金についての情報をまとめています。

 

 

日本の主要奨学金

国内にも様々な奨学金制度があります。代表的なものは「JASSO」や「トビタテ」といった行政、または財団法人によるものです。

 

anokuni.com

 

しかしながら、留学準備時期によっては申し込みが終わっている、また学部卒業後の個人留学では応募資格に当てはまらないものが多いです。個人で応募ができて、給付額も高いのは「JASSO」ぐらいでしょう。申し込みは留学前年の9月ごろです。留学まで準備期間がある方は必ず応募しましょう。

 

www.jasso.go.jp

 

ミラノ工科大学の奨学金

留学が決まった時にはもう国内奨学金の応募期限が過ぎてしまった人にもまだチャンスがあります。ミラノ工科大学には様々な奨学金制度があります。下記リンクに留学生向け奨学金の情報があります。 

 

www.polimi.it

 

基本的には、以下の条件によって奨学金が給付されるか決まります。

  • 前年度(前学校)の学校成績、また規程された得点以上の成績の維持
  • 自身、または保護者の収入
  • 滞在住居の種類(実家/一人暮らし・持ち家/賃貸)

 

英語で手続き資料を読むのは大変かもしれませんが、資料さえ提出すれば面接などはないので意外と簡単です。学業成績の証明や収入の証明などは日本で事前に準備しておいた方が良いです。(現地からでも日本国内で手続きをしてくれる代理人がいれば申請できます)

 

DSU申請方法

ミラノ工科大学の奨学金の中でほとんどの学生が申請し、給付を受けているのがDSUという奨学金です。この奨学金について説明します。

 

DSUとは

経済状況に応じた奨学金でイタリア人学生と留学生それぞれに用意されているイタリア政府の給付型奨学金です。収入状況と成績によってランク付けをされ、上位から奨学金が多く支払われます。

  1. 経済状況に応じて年間20~60万円の給付
  2. 前年度の成績に応じた奨励金の給付
  3. 学内、または近隣の飲食店やスーパーで使えるミールチケット(プリペイド機能のついた学生証に毎日3~5€支給。使用しなければその日の分は消滅。)
  4. 家賃額に応じた家賃補助。最大半額支給。

 

www.polimi.it

 

応募資格

  • 正規留学生のみ。
  • 世帯収入が350万以下。(あくまで基準で、誰でも申請はできます)
  • 他の学内奨学金を得ていないこと。

申請時期

9月入学の場合は、7月から8月初旬ごろ。そのため奨学金を得られたとしても初年度の学費は一旦支払う必要があります。

申請方法・必要書類

上記「DSU」のリンクより詳細を確認してください。

基本的には学校のオンラインサービスからの申請になります。しかし、収入の証明をCAFと呼ばれる行政サービスを通じて行う必要があります。(下記リンク)

www.polimi.it

CAFオフィスで資料提出、そしてオンラインサービスで申請。という流れになります。

 

必要書類

  1. 戸籍謄本
  2. 収入証明
  3. 「登記事項証明書(所有物件証明)」or「賃貸支払い証明書」「賃貸契約書」

 

これらの書類がイタリア大使館/領事館、または在ミラノ日本領事館によって証明されている必要があります。証明事項は内容証明と翻訳証明です。すべての書類が公文書でなければいけません。そのため「3番」の持ち家もしくは賃貸を証明する書類を公文書で用意することが難しい場合は法廷翻訳も兼ねている翻訳業者に翻訳を行ってもらう必要があります。

 

これらの書類が準備できれば、学校が指定するCAFオフィスにweb予約を行ってから出向き、書類の提出します。オンラインサービスにその情報が反映されると申請終了です。

 

奨学金の申請を受けれることが決まったら、滞在先が実家でないことを証明する書類(寮や賃貸の契約書)を学校に提出する必要があります。これで「Home away student」として、ミールチケットの増額、家賃補助を受けることができます。

 

 

以上、ミラノ工科大学の学内奨学金の情報でした。約半数近くの留学生が得ることができる奨学金です。留学後の申請のため奨学金を得ることができない可能性もありますが、世帯収入が少なければ、ほぼ確実に給付され、留学後(2年目開始時でも)に申請できることは良い点ではないでしょうか。

 

最新の情報は必ず以下のページより確認してください。

Politecnico di Milano: Diritto allo Studio Universitario (DSU)

 

最後は、「交換留学できる姉妹校」について↓

liveinitaly.hatenablog.com