ミラノってどんな街? 独断と偏見で解説します。
「どこに泊まれば便利で安全? どこに住むのが良いのか?」これからミラノに旅行や移住する方に街の様子や治安を解説しています。
ミラノ交通網の概要
ミラノは地下鉄、バス、路面電車、電車と公共の移動手段が充実しています。地下鉄、バス、路面電車はATM(ミラノ 交通局)、電車はtrenitalia (国鉄)が運営しています。
覚えておくべきポイント
- 基本の移動手段は地下鉄が便利。
- 地下鉄は赤、緑、黄色、紫に色分けされている。
- バスは24時間動いている路線もある。
- バスチケットは車内では買えない。地下鉄のチケットを使う。ミラノのチケット(地下鉄、バス、路面電車、電車のすべて)は日本のように駅から駅ではなく、範囲で料金が買わる。そのチケットで決められた範囲の中であれば、地下鉄、バス、路面電車、電車も同じチケットとなる。詳しくは以下の記事で。
- 電車(trenitalia)は遅延が当たりまえ。ホテルや移住先は地下鉄駅(atm)の近くをおすすめする。 (M1~M5が地下鉄。[R](Railway)は不便)
- 緑線、赤線は二手に分かれるので乗る電車の行き先をチェック。
- 特急等なし。すべて各駅停車。
- 地下鉄やバスなど、突然全員が下ろされることがある。ダイヤの乱れを正すため。
- 2ヶ月に1回ほどストライキがあり。本当に電車やバスが1日なくなることがあるので、事前に情報収集しましょう。ATMのホームページや「milan strike」「milano sciopero」で月に一度は検索しましょう。旅行に行く人も注意しましょう。
ミラノ 地下鉄の沿線について
地下鉄M1 赤線
Duomo (ミラノの中心地)を通り北部と西部に延びている路線。主要駅としては「Duomo」「Cadorna」「Loreto」があります。また、北西の終点駅「Rho」はミラノナローネの本会場でもある大きなイベント会場があります。「Bande nere」はミラノ日本人学校の最寄駅です。
地下鉄M2 緑線
Duomoを通らない路線ではありますが、「Cadorna」「Garibaldi」「Centrale」といった主要駅を通る便利な路線です。Duomoを通らない分、観光客は少なく南部や北東部に住む地元民が多く利用しているイメージがあります。また南の「Porta genova」はナヴィリオ地区(若者が週末に集まる場所)の最寄りのため、週末の深夜は賑やかになる路線です。南の終点「Assago」には大きなショッピングモールと映画館があります。
地下鉄M3 黄線
Duomoを北から南へと縦断する路線です。「Centrale」「Duomo」といった主要駅を通る路線です。理由はありませんが、赤線や緑線と比べると下町感のある路線です。南の終点「San donato」はイタリア南部への夜行バスなどが出発する駅です。
地下鉄M5 紫線に
無人運転の最も新しい路線です。駅もきれいな駅が多いです。「Garibaldi」に停車します。「San siro」スタジアムに行く電車でもあり、ACミランやインテルの試合があるときは混雑します。チャイナタウンへの最寄駅「Monumentale」は買い出しで利用することも多くなるかもしれません。北の終点「Bicocca」には大きな映画館があります。公開日すぐであれば、英語音声イタリア語字幕でオリジナルバージョンがやってます。
覚えておくべき主要駅とその周辺情報
「DUOMO」M1 M3
- Duomoがあるミラノ中心地。
- 「無料だよ」と言われミサンガを腕に結びつけてくる移民多し。
- Duomoの裏側、「San babira」は高級ショッピングストリート。Duomo向かい側「Via torino」はファストファッションが揃う。
「Centrale」M2 M3
- マルペンサ 空港へのシャトルバス、電車の発着駅。
- イタリア各地への電車の発着駅。
- 交通の要だが、駅周辺は治安がよくない。昼間は危険に感じることはないが、夜間は要注意。ホテルも多いがあまりおすすめしない。
「Cadorna」M1 M2
- マルペンサ空港への電車の発着点。スフォルツェスコ城やミラノデザインミュージアム、最後の晩餐の教会など周辺に観光地がある。Duomoまで歩いていける距離。
- 南方面に「porta genova」があり、duomoにもすぐ行けるため個人的には観光する際に便利な駅。
「Garibaldi」M2 M5
- 高層ビルが多く立つ新興地区。ビジネス街でもある。駅近くに「Esselunga」「Eataly」がある。
- 友人と軽くお茶ができるカフェも多い。ショッピングには向かない。
「Loreto」M1 M2
- ショッピングストリート
「Porta Genova」M2
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ナヴィリオ地区最寄駅。
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お洒落スポット多い。
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「Tenoha」がある。
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デザインウィーク期間は駅西側の地区がミラノで最も盛り上がる。
治安に関する番外編
住む家を探してた時に現地イタリア人にやめといた方が良いと言われた場所を紹介しておきます。中心地や中央駅、観光地はスリ被害の多さから治安が悪いとされていますが、ここでは住む場所としての治安です。
※あくまで見聞きした範囲です。
「クアルト・オッジャロ」 (Quarto Oggiaro)
ミラノで治安が良くないと言われている地区です。が、実際に1年間近くのmilano certosaに住んでいたことがあります。実際に住んでいた感想としては、確かに移民が多く夜間はよくサイレンが鳴っていました。確かにイタリア人からすると多くの外国人がいることで怖さがあったのかもしれませんが、自分自身も外国人なのであまり気になりませんでした。街の雰囲気は正直悪かったですが。しかし、ビザの更新で行かないといけない警察署が移民が多いこともありいつも混んでおり、また対応も酷かったです。
「ファマゴスタ」(Famagosta)
ミラノ中心部の南側になる場所ですが、なぜか治安が良くないという人が多いです。確かに駅には浮浪者風の人は多いですが、住宅マンションも多い地区です。話を聞くところ生活保護を受けている人や公共住宅があることからそのようなイメージになっているそうです。大きなスーパーも大きく中心へのアクセスも良いため住みやすそうだと思っていますが。
「ランブラーテ」(Lambrate)
ミラノ西側にある場所ですが、国鉄の駅の雰囲気がよくないことからこのようなイメージがあるのかと思います。ミラノ工科大の学生の寮や飲み屋が多いイメージです。
外国人が多く住む場所、バスや電車のターミナル駅周辺は治安が悪いと言われる傾向にあるようです。とにかく、どんな地区であっても地下鉄の駅近くに住むことをおすすめします。
その他
- 赤線西側の日本人学校がある地区は日本人駐在の方が多く住む住みやすい地域と言われています。
- 紫線「tre tori」駅周辺にはcity lifeという新興開発地区があり、大きなショッピングモールや高層住宅街があり、お洒落タウンが広がっています。
以上、今回はミラノの主要な駅について在住者の経験から独断と偏見でまとめてみました。ミラノでの生活・観光を楽しんでください!!